脳の「可塑性」に注目
脳は一部を損傷しても、新たな神経回路を作ったり、眠っている神経回路を呼び覚ますことで失った機能を回復できることが分かってきました(脳の可塑性)。GLITTER式®ではこうした脳の可塑性を活かして、発達のピラミッドに沿った段階的なプロセスを下から順に、独自のマッサージによって神経回路を作っていきます。
生まれたての赤ちゃんには、動くための回路はまだ配線されていません。赤ちゃんは身体を触られたり、動かしてもらった情報をもとに、動くための学習をしていきます。
ところが脳に障がいがあると、身体への刺激を脳がうまく感じ取れず、学習が進みません。
GLITTER式®では、皮膚感覚と固有感覚を障がい児専用に開発された特別な手技によって刺激し、自分の身体の存在に気付けるようにしていきます。
自分の手や足がどこについていて、どうすれば動かせるのか? 自分の身体がどうなっているのか、良く認識出来ていない段階でリハビリをしても、成果が出ないのは当然です。
子どもには、「身体を動かしたい」という本能的な欲求があります。
しかし、身体を動かそうとすると筋肉が緊張して、うまく動かすことができないのです。 また、麻痺や弱視、感覚障がいなどがあるために身体の状態をうまく感じ取れず、「脳内マップ」を正しく構築できずにいるのです。
GLITTER式®では、脳が刺激を感じ取りやすい特殊な手技と動きを加えることで、子どもが身体を認識できるように促していきます。
そうすることで、子どもの知能や全般的な能力はぐんぐん発達していくのです。
マッサージは『身体作りの土台』になるもので、脳に障がいがある子どもにとって絶対に必要なものであると考えています。
例えば、筋肉の緊張が強いまま身体が成長すると筋肉と骨のバランスが崩れ、脊柱の側弯や股関節の脱臼が起こりやすくなります。
その場合、まずは筋肉を緩めて動かしやすい状態にしておくことが重要となります。
GLITTER式®マッサージを受けることで、緊張が緩み脳の中にボディーイメージが作られ、次第に自分でも緊張を緩められるようになっていくのです。 その結果、側弯や変形などの 二次障がいの予防・改善も可能になるのです。
「障がい児専用」の「医療」マッサージ
『マッサージ』と聞くと、リラクゼーション店でのマッサージや、ベビーマッサージなどをイメージする方も多いと思います。 『あんふぃに』で行うマッサージは、脳性麻痺などの障がい児のために開発された専用のマッサージで、『日本小児障がい児支援協会』代表理事の青山かほる先生から直接学び、協会の認定を受けた国家資格者のみが施術にあたります。
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